【アーカイブ配信】蔵元・福祉を応援 幻の純米吟醸酒「金の鳩」大試飲会
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完全無農薬・有機栽培の山田錦を磨いた、ぜいたくな純米吟醸酒「金の鳩」オンライン大試飲会

蔵開き紹介

よみがえった「金の鳩」
「金の鳩」という日本酒をご存じですか?
今回飲んでいただく「金の鳩」は、実は一度なくなってしまったお酒です。
かつての醸造元は、大阪府堺市にあった益田酒造。
江戸時代創業の歴史ある蔵で、代表銘柄「金の鳩」は地元の神社・百舌鳥八幡宮の御神酒とされたこともあります。
しかし第二次世界大戦の影響もあり、昭和22年に操業停止へ。
堺市の伝統の一端を担う「金の鳩」もなくなってしまいました。
令和3年の現在、なぜ失われた「金の鳩」をみなさんにお届けできるようになったのか?
「金の鳩」がつないだ、温かな人の縁をご紹介します。
障がい者が国内0.12%の希少な有機栽培米の生産者に
純米吟醸「金の鳩」は、大阪府堺市上神谷(にわだに)で農薬・科学肥料を一切使わず育てた「山田錦」を100%使用しています。
国内総生産量に占める有機米の割合は、なんとわずか0.12%。
日本のお米の約1/1000という、希少なお米で醸した純米吟醸酒です。
この山田錦を育てたのが、就労支援施設「ヤオヨロズヤ」のメンバー。
ヤオヨロズヤは、身体や精神の障がい・病気をもつ方が、それぞれの体調・ペースを守りながら働ける施設です。名前の通り、農業・八百屋・カフェなどさまざまな事業を運営し、子どもからお年寄りまで気軽に遊びに来れるカフェ兼仕事場スペースがあります。
ヤオヨロズヤが目指すのは、誰もが生きやすい豊かな社会、子ども達に残したい未来の日本。障がいのある人が支援されるだけでなく、強みを活かして活躍し、自信や生きがいを持って社会とつながることを目指しています。
そして、それを実現できる最高の事業が「有機栽培米を使った日本伝統の酒づくり」だったのです。
たとえば、視覚障害のあるメンバーが誰よりも田植えが上手かったり、社会生活のなかで自信を失くしていたメンバーが、周りに声をかけ率先して雑草を抜いていたり。
米づくりをするなかでは、普段「健常者」とされる人々を、施設利用メンバーがサポートする場面も多くあります。
こうしてそれぞれの強みを発揮しながら、地元の子どもたちも交え、みんなで泥だらけになって大切に稲を育てていきました。

「出世男」の河合酒造が醸す繊細な酒
米を作っただけではお酒は造れません。
「大切に育てたお米で、みんなが元気になれるような日本酒を造りたい」
そう考えたヤオヨロズヤ代表・増田氏が出会ったのが、益田酒造の曾孫・益田美穂さん。
益田さんはイタリアで暮らしながら、地元・堺の歴史や文化を世界に発信するために金の鳩ラベルのお酒を復活させていました。
「堺と縁深い金の鳩を、ぜひ堺で育てた米で」

「金の鳩」継承にあたっては、大切に育てた米を託せる酒蔵が重要です。
縁がつながったのは、河合酒造16代当主の西川暁子社長。
河合酒造は、奈良県橿原市今井町で約280年つづく蔵元。今井町全体が国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されるなか、さらに国の重要文化財に指定されている、歴史ある酒蔵です。
代表銘柄は「出世男」。
豊かな香りが特長の、今井町で愛される地酒です。
お互いの想いを語り、志をともにした両代表は
「ヤオヨロズヤの作った山田錦で、金の鳩を造る」と決定。
伝統を受け継ぐていねいな酒造りを行う河合酒造が、希少な有機栽培米で純米吟醸酒を造る…
夢のようなプロジェクトは、順調に進んでいきました。

しかし……
1200kgの米が全て枯れた!?人の縁で羽ばたいた「金の鳩」
収穫まであと1週間というときに、日本酒造りが絶たれるほどのトラブルが発生。
西日本を中心に大被害を及ぼしたウンカ(害虫)が、ヤオヨロズヤの畑を襲ったのです。
1200kgの収量を見込んでいた稲は次々に枯れ、無事な稲を救おうとメンバー総出で手刈りしたものの、収穫できた米はほんのわずか…。
「これではとても日本酒造りなんて…」
「せっかくみんなで育てたのに…」
誰もが肩を落として、途方に暮れていました。

しかしそのとき、手を差し伸べてくれた方がいます。
それは地元の農家の方々。
農業の素人であるヤオヨロズヤのメンバーが、
毎日毎日、一生懸命お米を育てているのを見ていてくれたのです。
日本酒造りのための山田錦を分けていただき、
苦難を乗り越えた「金の鳩」はいよいよ大空へ飛び立ちます。
日本酒を通じて、蔵元・福祉・地域を応援
人の温かな想い、縁がつながり仕上がったのが
今回お届けする「金の鳩」。
スッキリとした飲み口、繊細で優しい甘さが楽しめる純米吟醸酒は、
お造りや煮物と一緒に楽しんでいただくのがおすすめ。
ヤオヨロズヤの無農薬野菜・お米と一緒に飲めば、心までほっこり温まっていただけるでしょう。
平和の象徴「鳩」を、ぜひあなたのお手元に。
美味しい日本酒を通じて蔵元・障がい者福祉・地域社会を応援する、新しい蔵開きのカタチです。
2021
12/18
(
土 )
15:00 -
16:30 JST
場所 | NPO法人SOVIVA |
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定員 | 100名 |
期限 | 受付終了 |
蔵開き参加券つき
飲み比べセット
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【アーカイブ配信】12/4開催 【特別応援企画】金の鳩プロジェクト オンライン試飲会 セット【送料込】
商品番号:gd015_g
2021年12月18日に開催された金の鳩オンライン試飲会のアーカイブ配信(録画)が視聴できる蔵開きセット。 お好きな時間にアーカイブ配信を楽しみながら、金の鳩プロジェクト のお酒をご堪能ください。
- 【同梱内容】
- ■出世男 金の鳩 720ml×1
※本編にある抽選会の参加抽選券は含まれません。
<アーカイブ内容>
■本編 91分
■アーカイブ特典映像
金の鳩プロジェクト代表 増田氏インタビュー 8分
価格:¥5,000(税込)
オンライン蔵開き
参加方法はカンタン4STEP
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STEP1
「飲み比べセット」
の中から
好みのセットを選ぶ蔵開きJPのオリジナルセットをお選びください。
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STEP2
購入
「飲み比べセット」と、 番組視聴券がセットです
※決済はオンライン上で行います。
※視聴のみご希望の方のチケットもご用意しています。 -
STEP3
「飲み比べセット」を
ご自宅にお届けプログラム当日までにお届け
ひと足先に乾杯もOK! -
STEP4
お酒を片手に
番組を楽しむお酒がテーマのオンラインイベントに好きな場所から参加!
※当日参加できない場合も、後日、イベントの録画データが見られる「アーカイブ配信」の視聴が可能です。
蔵開きjpは「Zoom(ズーム)」というオンライン会議ツールを使用し実施します。
お使いのパソコンやスマートフォン・タブレットから参加が可能です。
初めてお使いの方は、セッティングをお願いいたします。
Zoomのご利用方法(PDF)