酒蔵探訪シリーズVol.10 花の香酒造(熊本)

今回は、熊本県玉名郡和水町にある1902年創業の花の香酒造様のお話です。自然豊かな山々を望む田園を流れる川沿いに、酒蔵はあります。

土着の考え方を大切にした「産土 ubusuna」が酒造りの哲学です。昔から米どころだった菊池川流域・和水産の米を「産土米」として、自然農法を基本に、環境保全や土地の文化も酒づくりの一環とした取り組みを日々続けられています。

古い母屋をモダンに改装されています。

酒造りの道具を一部展示されています。モノクロの写真でも確認できます。




母屋に入るとくるりと内部を回りながら歴史や哲学を知ることが出来ます。テイスティングの一歩手前には、心と身体を清めるかのような手水鉢があり神聖な空気を感じることが出来ます。 頭で理解するというより自然と沁み込むといった雰囲気を体感してからいただくお酒はとても神秘的でした。
古さと新しさを融合した花の香酒造様らしい空間でした。
詳しくは花の香HPへhttps://www.kamotsuru.jp/tour/
高速を降りて峠を通ってから蔵迄の途中、蒸気がしゅんしゅんと立ち上がる饅頭屋さんがあります。食の旅もプラスして出掛けてみてはいかがでしょうか。
-槌野(6月30日)