酒蔵探訪シリーズVol.9 仙醸(長野)

今回は、長野県伊那市高遠町にある慶応2年創業の仙醸(センジョウ)様のお話です。南アルプスと中央アルプスに挟まれた伊那谷にある酒蔵は、南アルプスの雪解け水が豊富ですし台風被害が少ないなど自然環境に恵まれています。

桜の名所として有名な高遠城址がすぐそばにあります。明治維新と共に高遠藩の歴史は幕を閉じたのですがその城址に桜の木が移植されたのがキッカケで今では全国有数の場所となっています。仙醸さまは、維新の2年前に創業しておりまさに地域(桜)と共に発展してきた酒蔵です。

土壁と吹抜けの影響でしょうか、旧酒蔵のなかにはいるととてもヒンヤリしています。明治期にタイムスリップしたような素敵な空間の数々に圧倒されました。

ゲストルームやテイスティングルーム、ちょっとした空間が老舗の旅館のようなしつらえに驚きます。



普段は解放されていない旧酒蔵ですが、イベント時には解放されていることもあるそうです。いちど問合せのうえ訪問されてはいかがでしょうか。
詳しくは仙醸HPへhttps://www.kamotsuru.jp/tour/
近所には、松茸旅館といわれるほどの老舗旅館や高遠そば、B級グルメではローメン?!がありますので食の旅もプラスして出掛けてみてはいかがでしょうか。
-槌野(6月15日)